さくらしめじの1st EP「うたはつづくよどこまでも」本日発売!

本日ついに、さくらしめじの1st EP「うたはつづくよどこまでも」発売です!待ってました!!おめでとうございます!!

EP盤発売までの流れ

前回の作品が1stアルバムとなる「ハルシメジ」で、2018年4月4日発売でしたから、約8ヶ月ぶりです。その間、菌育 in the 家(はうす)公演で全国のライブハウスを回り、あの野音でのファイナル公演をみごと台風の中で成功させました。そしてそこで発表されたのが、このさくらしめじの1st EP「うたはつづくよどこまでも」の発売でした。野音で初披露された、コレサワさん提供の「届けそこねたラブソング」、2018年6月14日「しめたんーさくらしめじが生まれた日」のライブで初披露された、AAAさんのカバー曲「恋音と雨空」がEP盤に収録されるとのことで期待が高まりました。

それからリリース記念イベントに、ライブツアーに大忙し。10月からは「スプーンの初恋 ~あゝ、好きだよベイベー~」がNHK「みんなのうた」で放送開始。この曲もEP盤に収録されることが分かりました。

順調にEP収録曲が初披露される中、曲名だけ分かっていた今回のEP盤のリード曲「My Sunshine」が満を持して初披露されたのが、2018年10月28日。さくらしめじリリース記念ツアー「うたはつづくよどこまでも」の新潟公演で、私もこの公演に行ってきました。このときの初披露の演奏は大変粋な演出で始まりました。会場には白い幕がかかっています。何が始まるのかな?と思ったら、何の曲紹介もなしに、いきなり聞いたことのない曲のイントロが!これはまさか!そして幕がかかったまま、さくらしめじの二人の影だけが映し出される中、曲が始まりました。こ、これはカッコイイ。影が近づいて大きくなったり離れて小さくなったり、二人の影が重なったり離れたり。後に発表されたMVの雰囲気をステージで表現したような感じでしたね。

さくらしめじの新機軸

My Sunshineで初めてさくらしめじの曲を聴いた人は、どう思われるのでしょうかね。カッコイイ?いい曲?勇気をもらえる?これまでさくらしめじを聴いてきたきのこりあんとしては、初めて聞いた時「こうきたか!」でしたね。さくらしめじ自身が決意表明というだけあって、これまでのゆったり、まったり、かわいい、ほのぼの、といったイメージとは違う、力強さ、かっこよさ、クールさのようなものを出してきました。二人とも今もかわいいわけですが、それだけでは成長したらどうなるのか、という不安も多少ありました。しかし、こんな表現ができるなら安心だと思わせるような落ち着いたかっこよさのようなものを出してきました。

しかし、単に新しいとか、かわったということではありません。さくらしめじ自身が「変わったのではなく、今までのさくらしめじのうえに新しいものを積み重ねた」(雅功)というように、一本筋の通った「さくらしめじらしさ」があるのが分かります。では、それは一体何なのでしょうか?今日はそれを紐解いていきたいと思います。

さくらしめじの中にある芯

同じEP盤には「スプーンの初恋 ~あゝ、好きだよベイベー~」も収録されています。「My Sunshine」とはまるで雰囲気が違い、とても同じアーティストとは思えないこの2曲。これを、表現の多様性に富む、バラエティー豊かである、といってしまえばそれまでですが、何でもかんでもやればいいというわけではありません。そこに何かそのアーティストらしさのようなものがないと、ファンはついてきません。この人たちが何がしたいの?で終わってしまいます。やはりここに、自然にか、意識してやっているが分かりませんが、さくらしめじだけのもつ独自性さくらしめじにしか発信できないメッセージ性があるように思います。

心ひらかれた者として

今までのさくらしめじ、といっても一言では言えませんが、強いて言うならば、「心ひらかれた者として」歌ってきたということではないかと思うのです。それはどういうことか?

画家のピカソが過去にインタビューでこのようなことを言っています。

「あなたは芸術家をどのようにお考えでしょうか。見ることしかしない画家、聴くことしかしない音楽家、心の無数の琴線の対する一片の感情しかもたない詩人、腕力しか持たない拳闘家がいるとしたら、何ともバカげたことです。本来人々は、同時に社会的存在であり、この世の惨事や喜ばしい出来事に心ひらかれた者であるのです」(取意)

ちょっと難しいですが、簡単に言えば、マックスウェーバーのいう「精神のない専門家」ですね。いや、全然簡単になってないって?(笑)

要するに、この世の中の出来事に対して「斜に構えていない」ということでしょうか。「世の中こんなもんですよ」と決めつけない。世間の風潮や、自分の一時の感情に流されない。社会のほうから規定されない。逆に自分が社会に向かって、つまり周りの出来事に対して、ただただまっすぐに向き合って、ちゃんと人間として反応する、ということです。さくらしめじの素直さ、素朴さと呼んでいる、一種の「清々しさ」のようなものがそこにあるような気がするのです。

逆にそうではないとどうなるのか。音楽活動にしても仕事にしてもそうですが、極端に言えば「とりあえず儲かればいい」「世の中に受ければいい」となります。音楽活動が単なる何か(金儲け、有名になるため、など)の手段になってしまう。音楽活動そのものが人間としての活動になっていかない。そういう姿勢では「夕空小道」や「またたび」のような何気ない日常をあそこまで豊かに表現することはできないでしょう。

もっとかみ砕けば「ひたむきさ」と言ってもいいかもしれません。これまでのさくらしめじや「スプーンの初恋」には子どもとしてのひたむきさ、「My Sunshine」には大人になりつつある高校生としてのひたむきさがある。そこに惹かれるのではないかと思うのです。

二人の絶妙な役割分担

二人の関係がまた面白いのです。それが歌声を通して見えてくるのがこの「My Sunshine」という曲ではないかと思います。これも強いて一言で言えば「父性と母性」あるいは「光と闇」といえるのではないか、と思うのです。さて、どういうことでしょうか?

闇の中でもがいているとき、雅功くんは「行け」と励まし、彪我くんは「おいで」と包み込む、という感じです。雅功くんの力強さは、「光に向かって進め」と励ます力強さ。なんとかなりそうな頼もしさを感じます。あんまり悩まずに一緒に乗り越えていこう、みたいな感じです(雅功くんに言わせれば俺だって悩むよ、といわれそうですが笑)。逆に彪我くんのやさしさは、闇の中まで降りてきて「闇だけど一緒に行こう」というみたいな感じです。闇を経験したからこそ寄り添える心を持っている。一人で深く悩むけれども、同時に悩み通す芯のようなものも持っている。僕も悩むから大丈夫だよ、みたいな感じですかね。とてもいいバランスですね。

他にもいろいろ書きたいことはありますが、今日はこれぐらいで。

さくらしめじらしさが詰まった1st EP「うたはつづくよどこまでも」これからどんどん聴いていきます!

 

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1st EP「うたはつづくよどこまでも」

【収録曲】

01. My Sunshine

02.「恋音と雨空」

03.「スプーンの初恋 ~あゝ、好きだよベイベー~」

04.「届けそこねたラブソング」

1st EPディスコグラフィー(制作中)

 

 

 

 

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