架空の新曲「さくらのきおく」セルフライナーノーツ的なもの

時の流れははやいですね。4月に架空の新曲シリーズ第2弾「さくらのきおく」を公開してからもう3ヶ月ですか。カラオケバージョンをアップしようかと思ったらもう、桜の季節はすっかり終わってしまいました。

架空の新曲シリーズ第2弾「さくらのきおく」

でもありがたいことに、今も再生回数をのばしていただいております。本当に素人の曲をこんなに聴いていただいてありがとうございます。

というわけで、一応カラオケバージョンアップしてみます。よかったら歌ってみてください。

架空の新曲シリーズ第2弾「さくらのきおく」カラオケバージョン

楽譜も最後に載せておきます。

ちなみにこの曲は、実は僕が高校1年生の時に作った曲をベースにしています。今のさくらしめじと同い年の時ですね。

Aメロはほどんとそのまま。Bメロは後半を変えました。サビは完全新作です。アレンジは全く新しくつくりました。歌詞はサビだけ一応ついていましたが、そうとう恥ずかしい歌詞だったのでそれは採用せず、完全新作でつくりました。

ですので、高校生の僕と今の僕の合作ですね。

歌詞はある人物を想定していますが、それはあえて言わないことにします。どうしても知りたい方は直接メッセージください。最初に作った歌詞は、あまりに悲しく、またあまりにある人物像が出過ぎたので、いろいろな人物像が重ねられるように作り変えました。

というわけで、あまり歌詞については語らず、音楽的なことを中心に書いてみます。

イントロ

イントロのギターは、単音ピッキングで二人がハモるところは、「ひだりむね」のイントロからインスピレーションを得ています。イントロの最後はIIm-V-I進行(いわゆるツーファイブ)を使っています。

ピアノのフレーズは桜の花びらがひらひらと落ちてくる様子を表しています。

そして「かめがにげた」と同様、C9もいれました。「きのうのゆめ」や「かぜいろのめろでぃー」などで使われ、雅功くんも好きなコードということで。

Aメロ

Aメロで「窓にふわり」と一回ブレイクがありますが、その時のコードEは、モーダルインターチェンジを意識しています。これは「おたまじゃくし」で多用されていますが、そのことは「おたまじゃくし」の記事で書きたいと思います。ちなみにここでハイハットクローズの音が入っているのですが、その音はさくらの花びらが落ちた瞬間を表しています。

Aメロの最後は安定のIV-V-Iのケーデンスで閉めました。

Bメロ

安定させておいて、「今はまだ〜」はいきなりE7(V7/VI)-Am(VIm)とセカンダリードミナントから入り、場面転換しています。

「そればかり見てた」はIV-V-Iで一旦安定させて、次に「だけど今確かに」はIV-V-ときて、IIIm-の次がA7とモーダルインターチェンジしています。ここでグッと来る感じにしたくて。

そしてサビに向かって上行クリシェでベースが半音ずつ上がる進行にしています。

実はここ、はじめはツーファイブで終わらせていたのです。でもちょっと盛り上がりに欠けるし、サビの前に彪我くんと雅功くんの掛け合いを入れたかったので、「僕の背に、君の風、今ここに」のフレーズが思いつき、それに合わせてコード進行を当てるとこうなりました。

Dm7-Em7-FM7-F#m7(-5)-Gsus4-G7

です。半音ずつ上がっているでしょ。IV-VのあいだにIV#m7(-5)を入れたところがポイントですかね。このm7(-5)もこの曲で多用しています。「はじまるきせつ」「きみでした」「かぜいろのめろでぃー」でもお馴染みですね。これらの曲では下行クリシェとしてでてくるでしょうか。このクリシェの手法も今回多用しました。

ところで僕、このBメロの最後がとても気に入ってます。でもこの場面、実はこの曲で一回しか出てきません。貴重です。

ちなみに歌詞も「かぜいろのめろでぃー」のアンサー的になってます。「かぜいろのめろでぃー」の歌詞に「そしていつか僕が君の背中 押せるような風になってみたい」というのところがありますよね。それに対して、君が僕に何をしてくれたか、じゃないんだよ。ただ君がここにいることが、風となって僕の背中を押して歩ませてくれるんだ、というね。

サビ

サビでCmajorからEbmajorに転調しています。
「何も語らない」はCm-Bdim-Bbmでちょっとだけ下行クリシェ。「今わからなくても」Gm-G7はモーダルインターチェンジですね。

そして「君と〜」で間奏に入った瞬間いきなり下行のクリシェです。

2番Aメロ

2番は1番よりもストリングスを強調しています。

間奏

Bメロには行かず間奏です。

お気づきの方もあるかも知れませんが、この間奏のコード進行は「さんきゅう」の間奏とほぼ同じです。なのでバックの映像は「さんきゅう」から引用させていただきました。

最後は、1番のBメロの最後と同じになっています。

2番落ちサビ

この間奏は時の流れを表しています。ですから2番の落ちサビで時間がだいぶ進んでいることになります。ここの別れのシーンはさまざまに受け取っていただけるか、と思います。

ラストサビ

しかし単に別れではなく、その人が残したもの(メロディ)、喜びのメロディーも悲しみのメロディーもともにしっかり受け止め歩んでいく、自分の人生にはその人とのハーモニーが刻まれている、別れは悲しいけれども、今も自分のいのちの中にしっかりとその人が生きている、そういう歌詞にしたかったのでこうなりました。

いちばん大事なところで長い下行クリシェをもってきました。「君とのハーモニーこの胸に感じて」のところです。

Cm-Bb-Am7(-5)-G#m7(-5)-Gm7

「感じて」は三重にハモっています

ブレイク—Dメロ

Fm7-Bbsus-Bb-EbのIIm-V-Iはツーファイブですね。そしてブレイクがあってDメロという流れは、「かぜいろのめろでぃー」の最後を意識しています。ブレイクのドラムパターンも「かぜいろのめろでぃー」に似せています。

僕にとっての桜の記憶というだけでなく、桜自身も記憶している、とでもいいましょうか。あのとき一緒に見た桜が僕に気づかせてくれることがある。そういうわけで「さくらのきおく」というタイトルになりました。「さくら」と「さくらしめじ」を重ねてみてもいいかもしれません。

他にもいろいろありますが、とりあえず以上にしておきます。繰り返し聞いていただけたらうれしいです。

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「さくらのきおく」楽譜

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