さくらしめじ3rdシングル発売記念企画!『さんきゅう』新旧バージョン徹底比較(5)各論4

皆様、ご機嫌いかがですか。僕はご機嫌です。なぜならあのワンマンライブがスターダストチャンネルで見られるようになったからです!ライブ当日は仕事でいけませんでしたから。だいたいチケットもはずれましたし。(当たってたら仕事休んでたんかい!といわれそうですね)とにかくすごく落ち込みましたので、見られるのはとてもうれしいです。

ご覧になりたい方はスターダストチャンネルの会員(月400円)になり、さくらしめじオフィシャル無料ファンクラブ「じめじめ倶楽部」に登録しましょう(スタダのまわしもんではありません(笑))
 
スターダストチャンネル http://stardust-ch.jp/
さくらしめじオフィシャル無料ファンクラブ「じめじめ倶楽部」 http://www.stardust-member.jp/sakurashimeji/entry.asp 

(あ、ファンクラブはいま登録しても、動画は2月10日の一般公開までは見られないみたい。)

生で見られなかったという悔しさは残るものの、やっとしめじの二人と、ライブにいった皆さんと、感動を共有できた思いです。取り残された感がありましたからね。結構早く公開していただいて、しかもノーカットの上に舞台裏の映像までとっても太っ腹。スターダストのスタッフさんありがとうございました。またライブについてはブログで書きたいと思います。

さて前回は間奏に込められた楽曲の心ということで、お送りいたしました。いろいろとツイッターやブログにご意見を頂き、うれしく思います。そのうちポールさんあたりから「あのブログ勉強になるから読んどけよ」なんてしめじたちに奨められるようなブログになったらいいなあ。そんなことあるわけないですけど。
 
今回で「さんきゅう」についてはとりあえず最終回です。
 
今回も音楽と歌詞の両面から迫っていきたいと思います。前回もそうでしたが、あくまで僕の聴き方です。共感していただくことはもちろんうれしいですが、こうでないといけないわけでもありませんので、皆さんそれぞれの聴き方で味わっていただけたらと思います。私はこんなふうに聴きました、ということがあったら、どしどしコメントをお寄せください。
 

感動!新バージョンのサビに旧バージョンのハモりが!

 
最後のサビです。前回歌詞を取り上げて味わったところです。
 
きっと僕たちこれから先大人になるけど、まだそんなに焦ることない、今はそんなのわかんないし
 
ここで、なんと新バージョンでは無くなってしまったと思っていた旧バージョンの彪我くんの高いハモリが、ここで入っているではありませんか!感動ですね!星男祭2014の彪我くんの姿がちらちらと浮かびます。楽譜で見ると〇のところです。
初めの4小節と、繰り返しの1小節目(「きっと僕たちこれから先大人になるけど」「だってこんなに」)のところです。ここは、彪我くんは主旋律と上のハモりの二重、雅功くんは主旋律と下のハモりの二重と、二人とも声が二重に録音されているようです。
 
ちなみに後半4小節には、旧バージョンのハモりは入っていません。それはなぜかと言えば、前回指摘したように主旋律のメロディーが変わってしまっているせいで、旧バージョンのハモりは入れられないのです。
 

もともとは別れの歌だった?

 
さて、作曲者の鈴木裕哉さんはツイッターでこう述べられています。
 
【さんきゅう】
子供から大人への過渡期。背伸びしてもまだ見ることのできない世界への不安や迷い、希望を描きました。中学生の彼らにしか歌えない歌になった気がします。最初は別れの歌だったんですが、あんまり悲しい歌にしたくなかったので練り直した結果この形になりました。
 

もともとどんな曲だったか知りたいですね。セルフライナーノーツ的なものを書いてみようかとおっしゃっておられましたので、それを楽しみにしています。

さて、ここからは僕の勝手な考えです。実は、このさんきゅうには別れの歌だった名残が残っているのではないか、と思うのです。それがこの最後の歌詞です。

 
「これからも一緒にいよう そのときがくるまで」
皆さん「これからも一緒にいよう」に大抵注目しますよね。このときの彪我くんの涙は忘れることができません。
 

でも皆さん見ない振りをしてはいけません、次の言葉を。「そのときがくるまで」と言っているのです。この言葉にドキッとしませんでしたか?そんなこと言わなくていいのに、と思いませんでしたか?わざわざ限定されているのです。ここに別れの歌ということの名残があるのではないかと思うのです。

よく「ずっと一緒だよ」みたいな歌詞が巷では溢れていますが、ここでそうは言わないのです。でもここにこの歌の「深み」があると僕は思うのです。
 

「そのとき」っていつ?大人になるまで?命終えるまで?「ちょっぴり背伸びして」といっているから、大人になるまで?それぞれの道が見つかるまで?何か切ないですね。

 
いずれにしても、この歌詞は「別れ」を示唆しているのです。別れは当然悲しいことで、あってほしくないことです。彼氏が彼女に向かって、「これからも一緒にいよう そのときがくるまで」なんて言ったらどうでしょう。「そのときっていつやねん!」と彼女は怒るでしょう。ここはやはり「これからもずっと一緒だよ」でしょう。ではなぜ、この歌詞が成り立つのでしょうか。
 
それはやはり中学生の二人だからでしょう。これから先一体何が待っているのか。二人で大スターになるかも知れないし、別々の道を歩むかも知れない。だから期待もあるが、不安もある。「夜眠るとき不安の悪魔が枕元現れておどかす」のです。この歌は序盤から、今あるものが失われるかもしれない、別れが来るかも知れない、という喪失への不安が描かれているのです。
では、そんな中でどうしたら前を向いて堂々と歩めるのでしょうか。そのキーフレイズはやはり「何がよくて何がわるいの、今はそんなのわからないよ」と「これからも一緒にいよう」でしょう。
 
別れがいつくるかは誰にも分からない。でも、空の青さをまっすぐ見つめるように、別れをもまっすぐに見つめる。そのことが、今出会えたことの有り難さ(さんきゅう)をより深くしているように思うのです。つまり「よい」でも「わるい」でもない、今の価値に気づいたということです。
 
ワイングラスは壊れるから壊れないように大切に扱う。プラスチックの割れないグラスならぞんざいに扱うでしょう。喪失を想像できない人は今の価値が軽い。喪失に向き合う人は今を大事にする。今が喜べる。有限を知るから「永遠の今」をしっかりと歩める。
前半で描かれていた不安が、ただの不安ではなくなったのは、最後に「そのときがくるまで」という言葉があるからではないでしょうか。様々な喪失の不安から目を逸らさず向き合う中に、むしろほんとうに力強く歩める大地があることを示すことができたのです。
 
そこには少々のことでは揺るがない、ほんとうの希望がある。「そのとき」は大分先かもしれない。ずっとこないかも知れない(そうであってほしい!)しかしその一言があることで、少し切なくなる一方、この歌が非常に力強くなっている。そう感じるのです。
 
ただ、不安にまっすぐ向き合う勇気は自分一人では出てきません。「一緒にいよう」といえる人の存在があるからでしょう。それは目に見える人だけではありません。さまざまな形で共に向き合う人の存在が感じられる、ということがあるでしょう。
いま、公式ツイッターで雅功くんがおすすめの曲を紹介してくれていますね。その中に米津玄師さんの「アイネクライネ」https://www.youtube.com/watch?v=-EKxzId_Sj4いう曲があります。そこにはこのような歌詞があります。
 
「消えない悲しみも綻びもあなたといれば
それでよかったねと笑えるのがどんな嬉しいか。」
「そのときがくるまで」の歌詞は、実は星男祭では涙のために彪我くんの口からは聞くことができませんでした。けれども、あの彪我くんの「涙のさんきゅう」は、人間の奥底にある深い悲しみへの眼差しに裏付けられて、そこから溢れ出てきたように思います。今ここに目の前にいる雅功くんと、目の前にいるきのこりあんと、目には見えないけれども、共に歩もうとするきのこりあんの皆さんと、同じ時代に一緒にいられることへの喜びの「さんきゅう」として。
 
・・・それでは聞いてください。「さんきゅう」
「これーかーらさきーにはー・・・」
 
「歌ってみた」をアップしようかと一瞬思いましたが、歌が下手だということを思い出して、思いとどまりました(笑)
 
ということで、全5回に渡ってお送りして参りました。またまだ書き足りないこともありますが、ひとまずこれにて終了です。
 

皆様長らくお付き合いいただき、「さんきゅう!」です。

 

ここでプレゼントのお知らせ。コメントいただいた方にもれなく、今回採譜した私直筆の楽譜のpdfファイルを差し上げます!(冗談です。でもほんとにほしい方はメールアドレスをツイッターのダイレクトメッセージなどで送っていただいたら、データをお送りします。あまりほしい方はおられないでしょうけど。)

さて、3rdシングル発売記念企画、第二弾を覚えておられますでしょうか。

第二弾『はじまるきせつ』の何か楽しげなこと(ひみつ)!(2月初旬予定)
となっていました。安心してください。忘れていませんよ(誰も気にしてない!)。でもちょっと遅れそうです。ゆったりまったり〜(いいわけにつかうな(笑))
 
次回はワンマンライブの感想など少し書いてみようかと思います。

ではでは〜。またお会いしましょう。

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